logo

AltLayerを使ってみた

〜オルトなのか、アルトなのか〜
profile photo
TaniguchiAkira
(この記事は2023年12月22日時点の情報をもとに記述しています。)

AltLayerって何?

モジュラーブロックチェーンのあれこれ でも触れたがAltLayerというのはRaaSの一種であり、これを使うとAWSのような感覚で画面を触りながらモジュラーブロックチェーンが構築できるらしい。
CelestiaなどをL1とし、Optimistic RollupするL2環境を構築できるようになるらしい。
今はEigenLayerへのステーキングやプロモーションコードに対応して利用できるらしい。
日本が好きなのだろうか。ニコラスケイジかな。

実際に使ってみた

Loginと書かれているが、厳密にはGoogleのOAuthが起動する。ちょっとややこしい。
Loginと書かれているが、厳密にはGoogleのOAuthが起動する。ちょっとややこしい。
Googleアカウントがあればログインできる。Googleの規約でOAuthを利用するときはGoogleの用意したアイコンを使えっていうのが確かあったはずなのだが、私の記憶違いなのかもしれない。
Image without caption
メニューを見てみる。BridgeやExplorerがあるらしい。もしかしてわざわざBlockScoutを用意しなくていいのだろうか、それならとても嬉しい(嬉しい)。
とりあえずCreateを選択してみた。
Image without caption
Oasysがいる!ニュース通りだ!ためしにOasys構築してみたい!
Image without caption
と思ったらpromotion codeがいるらしい、もっとOasysと仲良くしておけばよかった。
大人しく二時間だけ使えるらしいFree Trialモードを選択してみる。
ちなみに英語でTrialは「チュリャイアリュ」と発音する。私は常に正しい。
Image without caption
早速わからない、FlashLayerってなんや。我々は雰囲気でWeb3を仕事にしている。
ここを参照する限り(ありがとうございます!)使い捨ての実行レイヤーらしい。すごい。
ますますAWSみたいだ。
英語を翻訳したところ、左からガスのユーザ指定、ガス0、ガス固定らしい。
ガス指定3銃士の中から、とりあえずデフォルトであるガス固定でやってみることにした。
名前を好きにつけれるらしいので、年末だからジャンボにした。
ノードは1のまま変えられない、free版だからだろうか。
Block gas limitは30000000、Block timeは2 (ともにデフォルト)にしておいた。
Image without caption
基軸通貨を設定できるらしい。nameはDEAPCOIN、symbolはDEPにしてみた。
初期発行枚数はある程度操作できそうだが、よくわからないアドレスに固定のトークンが発行されていた。もしかしてFaucet用?何かもしれない。
取り急ぎ適当なウォレットに1000000ほど追加した。
Image without caption
free版であってもExplorerやFaucetは利用可能っぽい。
ただしBridgeは使えないらしい。そうか、そういうことをするのだな。
Image without caption
最後に全ての設定を確認して、Createボタンを押下する。
Image without caption
デプロイ中画面、短気なものにブロックチェーンは使えない。約1時間放置を喰らう。
Image without caption
ともったら30分ほど経ったその時、すでにActiveになっていた。
表示されていた時間はどうやら環境構築予想時間ではなく、環境自体の使用タイムリミットだったようだ。ひどいことをする。
急いで動作検証を続ける
Image without caption
作成されたExplorerを見てみた。立派に見える。BlackScoutではなかった。
Image without caption
同じタイミングで作成されたFaucetを開いてみる。どうやらTwitter(TwitterというのはXの古い名前です)でログインしなければ使えない仕様らしい。Twitterの規約でOAuthを利用するときはTwitterの用意したアイコンを使えっていうのが確かあったはずなのだが、私の記憶違いなのかもしれない。
Image without caption
Image without caption
MemaMaskの設定を追加し、適当なアドレスに出金してみた。
基軸通貨としてのDEPが送金されている、すごい。
Image without caption
最初に設定していたアドレスにもきちんと残高が設定されている。
時間がないので、急いで適当なコントラクトを自端末のVS Codeでかき、デプロイしてみる。
Image without caption
AltLayerは最新のSolidity versionに対応しているのか?と思いながらスクリプトを走らせデプロイしてみたが、どうも様子がおかしい。
これはデプロイスクリプト、急いで作ったから間違ってるかもしれない、怖い。
これはデプロイスクリプト、急いで作ったから間違ってるかもしれない、怖い。
Image without caption
deploy された コントラクトアドレスが表示されない。
.deployed()を挟んでいないからか、はてまたSoldityのバージョンが新すぎるのか。
その辺りを修正してもう一度やってみたが、結果は同じだった。
Image without caption
deployerのアドレス情報をExplorerから見てみると、確かにトランザクションが4つ実行されていた。(デプロイスクリプトは4回実行していた)
ただトランザクションの詳細は表示されていなかった。
しっかり基軸通貨は減っていた。
Image without caption
ローカルからだとダメなのかなと思って、AltLayerのコンソール画面から組み込まれているIDEからデプロイしてみるも、ブロック番号がコンソールに表示されているだけで、特にデプロイされた形跡は見当たらない。
なぜだ。
Image without caption
そうこうしている合間に無料利用時間が過ぎてしまった。
おのれゴルゴム。

結果発表

freee版で試した結果、使い捨てL2の環境の構築はできて、残高の移動も確認できたが、コントラクトのデプロイや動作検証はできなかった。
わいのやり方が悪かったんやろうか。歯痒い。
そして今思い出したがethers6からはContractオブジェクトを使ってアドレスを取得する時は、await のgetAddress()を実行するようになっていたのだった。
皆さんは知らないと思いますが、40を過ぎると何も思い出せなくなったりするのです。
環境は消えてしまったので、確認のしようがない辛い。

最後に

このブロクを書いている自分はNFTゲームプラットフォーム・ PlayMiningを運営する
Digital Entertainment Asset Pte.Ltdで働いています。
コンテンツの内容、採用など、興味ある人がいたら問い合わせください。

参考

AltLayer
A decentralized interlayer for rollups
AltLayer
Oasys、AltLayerと提携。ワンクリックでVerse構築が可能に。
Oasys PTE LTDのプレスリリース(2023年12月13日 10時00分)Oasys、AltLayerと提携。ワンクリックでVerse構築が可能に。
Oasys、AltLayerと提携。ワンクリックでVerse構築が可能に。
フラッシュレイヤーを提供するAltlayerについて|you425
こんにちは、you425です。 今回は面白いアプローチでブロックチェーンのスケーリングを図るAltlayerについて、現状分かっている範囲で解説・整理していきます。 現状だとまだ正式なドキュメントが公開されておらず、Medium記事がベースとなるのでご了承ください。 1.現在のスケーリングソリューションの確認 BitcoinやEthereumのスケーラビリティの問題から、様々な手段でブロックチェーンのスケーリングを図るソリューションが出てきました。 Altlayerを理解するうえで重要なため、ひとまずどのようなものがあるかおさらいします。 ⅰ. ブロックチェーン単体の処理性能
フラッシュレイヤーを提供するAltlayerについて|you425
Related posts
post image
〜そもそもビタリックはzkEVMをL1に取り込もうとしてるよ〜
post image
〜お前のものも、俺のもの〜
post image
Solidity
OpenZeppelin
AA
OpenZeppelin 5.2.0が出るよ
Powered by Notaku